2022.01.25

【企業インタビューVOL.1】イマジン・グローバル・ケア株式会社 代表取締役・木下弘貴氏

イマジン・グローバル・ケア株式会社の代表取締役・木下弘貴氏

我々が思っている以上に身近な存在であるフェイクニュース。

本サイト「3rd Opinion」は、インターネット上の真偽不明な口コミや話題になっている事象などについて、第三者の視点から客観的に分析し、ユーザーに情報を届けることを目的としたメディアである。

本カテゴリーでは、世間で注目されている製品や企業をピックアップし、インタビューを通して深く迫る。今回は、健康食品の開発や販売を手掛けるイマジン・グローバル・ケア株式会社の代表取締役・木下弘貴氏にお話を伺った。

イマジン・グローバル・ケア株式会社
代表取締役・木下弘貴氏にインタビュー

―事業内容についてお教えください。
東京大学と共同で国際特許を取得した特殊技術により、野菜から成分を抽出したサプリメント「ブロリコ」の製造・販売など、健康関連の事業をメインに行っています。

 

―なぜ「ブロリコ」の開発に至ったのでしょうか。

ブロリコ

※公式サイトより引用

「健康を維持する力」に着目したことがきっかけです。
私は以前、調剤薬局チェーンを経営していたのですが、お客さまとお話すると、皆さん健康に関するお悩みを何かしら抱えていらっしゃいました。
たくさんのお客さまと接するうち、本来人間の身体に備わっている「健康を維持する力」が重要であると考えるようになったのです。

調剤薬局で扱う薬はいわゆる対症療法。病気にかかってからそれに対処していくのではなく、病気になる前からアプローチできないかと、予防医学に興味を持つようになりました。

そして、学びを深めるために30歳で東京大学大学院を受験し、入学。そこでカイコを使って健康を維持する力の測定法を発見したことを知りました。この方法ならば、人々の健康に貢献できると確信し、共に研究を進めることを決意したのです。
しかし、健康維持に適した新しい成分の発見は、そう簡単ではありませんでした。

 

―「ブロリコ」の誕生までには苦労もあったのですね。

気が付けば研究開始から5年。研究資金も底を尽き、家族に頭を下げて借金をしました。しかしそれでも資金が足りず、110店舗あった調剤薬局チェーンを売却しました。生きた心地がしない日々が続くなか、ブロッコリーから抽出した成分が他の成分と比較して非常に高い健康を維持するパワーを持つことがわかりました。これが「ブロリコ」誕生の瞬間です。この抽出技術は、東京大学と共同で国際特許を取得しています。

 

―「ブロリコ」以外には、どのような商品があるのでしょうか。
現在、ブロリコ以外には「ゴーヤミン」「命の野菜スープ」「マルチビタミン&ミネラル 乳酸菌入り」「ココフローラ」などの製品を展開しています。

「ゴーヤミン」は、ブロリコと同じく、特殊な技術を使い、ゴーヤから抽出したサラサラパワーを充填したサプリメントです。
「命の野菜スープ」はハーバード大学元准教授医師の監修のもと、3年の歳月をかけて開発しました。健康をサポートする天然成分である、ファイトケミカルを含むエキスをフリーズドライすることにより、野菜や果物の栄養を余すことなく摂れるスープです。
「マルチビタミン&ミネラル 乳酸菌入り」は、ブロリコの力をより発揮させるため、ビタミンB群を多く配合したマルチビタミンにミネラルを加え、さらに、腸内環境のための乳酸菌を1粒あたり100億個プラスした製品。お客さまが続けやすいよう、1日1粒でOKという配合バランスにもこだわっています。
「ココフローラ」は、便秘ぎみ・軟便ぎみ両方の便通を改善する機能性表示食品です。

 

―製品を購入したユーザーの声を聞くことはありますか。
あります。主力商品のブロリコに関しては、健康意識が高い方や不調などをきっかけに飲みはじめてくださった方が多いようです。「風邪を引きにくくなった」「疲れにくくなった」「寝付きが良くなった」などの声もあり、弊社の製品が毎日を元気に過ごすためのサポートになっていることが嬉しいですね。

購入層はご高齢のお客さまも多いため、直接お電話をいただく機会も多く、実は「マルチビタミン&ミネラル 乳酸菌入り」はお客さまの要望から誕生しました。

製品の改善や新製品のヒントにもなるお客さまのご意見はとても大切にしています。

 

―企業としての理念やポリシーについてお聞かせください。
弊社の理念は、「革新的な技術・製品で世界中の人々の健康に貢献すること」です。

唯一無二の「オンリーワンの商品」にこだわり、研究開発から製造、販売までを自社で行っています。弊社の規模で、研究所や工場を自社で持ち、展開している企業は珍しいかもしれません。予防医学を通じて、世界の人々の健康寿命を延ばすことがイマジン・グローバル・ケアのミッションだと考えています。

 

―今後の展望についてお聞かせください。
「世界中の人々の健康に貢献すること」という経営理念の通り、世界中の国々で、グローバルな事業展開をしていくことが目標です。

すでに台湾、韓国などで販売を開始しています。
今後も今までにない革新的な製品を研究・開発し、世界の人々の健康をサポートする企業として、成長を続けていきたいですね。

 

経営が好調だった110店舗の調剤薬局チェーンを売却してまで、生み出した健康サプリメント「ブロリコ」。

決して順調ではなかった研究、開発を続けられた根本にあったのは、木下氏の「人を健康にしたい」という真っ直ぐな想いと熱意だろう。ブロリコは、現在まで累計300万個以上を売り上げる大ヒット商品に成長している。今後も同社の製品開発と健康に対する取り組みに注目したい。