2020年、コロナ禍におけるフェイクニュース対策を解説
コロナ禍の真ん中にいる2020年は、不安定な状況の中でフェイクニュースが多く発信されています。
なぜ、コロナ禍でフェイクニュースが蔓延してしまったのでしょうか?
コロナ禍における現状、またフェイクニュース対策について解説していきます。
フェイクニュース対策が必要な理由
フェイクニュースは海外で主に拡散されている出来事のように感じるかもしれませんが、日本ではデマと呼ばれるものと同じで、冷静に考えたら分かる内容でも、平常な精神状態にない場合には誰もが信じ込んでしまう傾向にあります。
現代のような不安定な状態では、フェイクニュースを信じ込みやすい状況が続き、これによってさまざまな混乱や嘘が蔓延してしまい、正しいことが伝わりにくくなってしまうのです。
特に新型コロナに関しては正しい知識が感染予防になるため、フェイクニュースに対して客観的な視点、そして対策が必要でしょう。
日本の現状
日本でもフェイクニュースが日常的に発信されています。
主にSNSなどをきっかけに発信されることが多く、自分自身も知らないうちにフェイクニュースを拡散している1人になっている可能性も考えられます。
フェイクニュースの標的になるのは著名人のみでなく、一般人もその標的になってしまう可能性が考えられます。
芸能人を例に挙げると、ネットの掲示板で女子高生殺人犯と決めつけられ、関与を否定しつづけてきたものの、情報拡散が止められず、汚名を返上するまでに10年という時間をかけた人もいます。
全くのフェイクニュースであっても、多くの人がそうだと言ってしまうことで、フェイクが本当のことのように感じられてしまうのが現状です。
具体的な対策方法
フェイクニュースに騙されないためには、何をするべきでしょうか?
具体的な対策方法は、以下の通りです。
・疑問に感じた情報は自分で調べる
・確信できない内容は誰かとシェアしない
・情報源を調べてみる
・複数の情報と比較してみる
まず何かの情報を知った場合、少し客観的になって読んでみることが大事です。
読んだ内容通りに信用してしまうと、フェイクに気が付かない場合もあります。
客観的になれる距離で読み、疑問に感じる部分があれば自分自身で調べましょう。
情報源を調べたり、複数の情報と比べたりするのもフェイクニュース対策に有効です。
確信できない内容であれば、誰かとシェアするのは控えましょう。
企業がとるべき対策
特定の企業に対してのフェイクニュースが拡散されてしまった場合、企業としてどのような対策をおこなうべきでしょうか?
フェイクニュースが拡散されやすいSNSではLINE、Facebook、Twitter、TikTokを運営している法人がフェイクニュースや犯罪防止抑止目的で一般社団法人を設立しました。
これにより、フェイクニュース拡散や人権の侵害に関する問題に取り組み、SNSでの情報の信ぴょう性を保持し、不適切な利用の対策の強化が可能になりました。
以前よりもフェイクニュースに対しての対策が強まってきてはいますが、まだ完全とは言い切れない部分もあるでしょう。
さらに企業の場合は信用問題にも関わってくるため、さらなるリスクや対策が必要です。
企業リスクと対策
フェイクニュースの対象になった企業はこれにより信頼を失う可能性が高く、営業活動や採用の面でもリスクを背負いやすくなります。
事実とは全く異なる内容が拡散されたとしても、あまりよい印象ではありません。
そのためには、フェイクニュース対策を行っている企業へ施策依頼するのも良いでしょう。
これにより、フェイクニュースの早期鎮静化や誤解払拭、反論記事の掲載などを適した時期に行えて、日常的な風評被害から守ることができます。
企業が大きなリスクを背負う前に、対策を取ることが重要でしょう。
コロナ禍など世界的に不安定な状況の中では、フェイクニュースもさまざまな形で生まれやすくなっています。
フェイクニュースは誕生しただけで一瞬にして拡散されやすく、自分自身も知らない間にフェイクニュースを広めたり、標的になったりしてしまいます。
フェイクニュースを拡散しないためには適した対策法を知り、さらに専門的な知識のある企業へ依頼すると良いでしょう。
編集部のコメント
フェイクニュース対策を実践している企業はどのくらいあるのでしょうか?
「自社のフェイクニュース対策はばっちりだ」と言える企業はまだまだ少ないはずです。 実際に企業にまで影響が及んでいる事案はまだ少ないですが、徐々に企業にも影響が出てくると予測できます。
それはフェイクニュースが巧妙化しているからです。AIにより加工されてほとんど見分けがつかない情報もあります。
企業がとるべき対策は発信できる場所やチャネルを確保しておくこと、情報を早期発見すること、この2点が重要ではないでしょうか。
まず定期的にSNSで自社の情報をモニタリングしておく、そして何かあった際にはすぐに動ける体制をつくっておくことで被害を最小限に防げると考えられます。
まずは個人、そして企業へと影響範囲が拡大してきているフェーズでもありますので、この記事をきっかけに対策を検討してみてはいかがでしょうか。
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