デマ情報を流して特定されてしまった?情報発信時の注意点を解説
世の中にはさまざまなデマ情報があります。
中には、デマ情報を流して拡散され、特定されてしまった経験がある人もいるでしょう。
今回は、情報発信をする際に知っておきたい注意点について解説していきます。
デマ情報の定義
デマ情報は、本来であれば政治的な意図を持って流された情報のことを指します。
しかし現在は、政治的な意図とは関係なく、
“根拠がない”もしくは“根拠が不明な噂”を指す言葉として広く使われています。
事実無根の情報をSNSなどで流すことで、それを見た人を惑わし、
不利な状況を作ったり、不安に陥れたりするケースが多く見受けられるでしょう。
デマを流した時のリスク
デマを流したり、拡散したりした場合、削除するケースも多いです。
しかし、削除したからといって証拠がなくなったわけではありません。
デマを流したり拡散したりといった行為は、
「信用を傷つけた」「業務を妨害した」と見なされることもあるため、
信用棄損罪や偽計業務妨害罪、名誉棄損罪といった罪に問われる可能性があります。
情報発信時に注意すべきこと
ホームページやブログ、SNSは、さまざまな情報発信の場になっています。
自分自身の考えや日常生活に関することなどをたくさんの人と共有でき、
投稿を見た人からの反応もすぐに確認できます。
それは、とても魅力的な要素だと言えるでしょう。
しかし、情報を発信することに対するトラブルも発生しています。
例えば、著作権を侵害する行為や個人情報が漏洩してしまう行為、
嫌がらせ、迷惑行為などがトラブルの発端になりやすいです。
また、デマ情報の発信も大きなトラブルになります。
特にSNSは、情報の拡散能力もかなり強いため、
デマ情報が瞬く間に広まってしまう可能性も捨てきれません。
デマ情報を流して特定されてしまった?情報発信時の注意点を解説
デマ情報と判定するためには
デマ情報かそうでないかを見極めるためには、
「か・ち・も・な・い(価値もない)」を覚えておくと良いでしょう。
か…書いたのは誰なのか(信頼できる専門家かそうでないか)
ち…違う情報と比べてみたか(他との矛盾がないかどうか)
も…元ネタは何か(根拠となるデータやソースはあるか)
な…何のために書かれているのか(金銭目的の情報かそうでないか)
い…いつの情報か(情報が古くないか、今も変わっていないか)
判定できない情報の扱い方
インターネット上に投稿された情報の真偽を全て確かめることはできません。
だからといってデマ情報に踊らされていては、その都度対応を変えなければいけなくなってしまいます。
デマ情報かどうか判定が難しい情報に関しては、それを鵜呑みにしないことが重要です。
その情報に関する正しいソースがあるかを調べるようにしましょう。
日本国内の情報が乏しい場合は海外から情報収集をする必要もあります。
デマ情報との付き合い方
デマ情報は、インターネット上から消えることはありません。
自分自身が情報の発信源になって特定されてしまうこともあるかもしれませんが、
そうなることを防ぐためには一人ひとりが独自のフィルタリングをかけて情報を向き合う必要があります。
SNSはワイドショーと似た性質を持っているので、
真実なのかそれともデマなのか判断するのはあなた次第だという部分も少なからずあります。
SNSは有効な情報の発信源になることもあるため、
必ずしもやってはいけないというものでもないでしょう。
デマに踊らされないためには、それぞれがフィルターを通して
情報をろ過していくようにするのが重要なポイントになります。
デマ情報を発信するとSNSでは一瞬のうちに拡散されます。
拡散される中で誰が情報源なのか特定されてしまうこともあるでしょう。
信ぴょう性の高い情報なら特定されても問題ありませんが、
デマ情報だった場合は叩かれてしまいます。
そうなることを防ぐためには、デマかどうか判定する力を身に付けたり、
判定できない場合の扱い方を身に付けたりする必要があるでしょう。
編集部のコメント
デマを流してしまったという人は少ないとは思いますが、
拡散した情報やブログで触れた情報が実はデマだった、
という人は一定数いるのではないでしょうか。
信じてしまったが実は嘘だった、フェイクニュースだったというケースは多くあります。
震災のときにライオンが逃げ出したという情報がありましたが、
多くのいいねやRTがついていました。
これは多くの人が情報を信じてしまったという証でもあります。
まずは情報を発信する前に検証することが重要ですが、
発信してしまった後であれば、
取り消すこと訂正することで拡散を防止することに繋がります。
きちんと謝罪をして元の情報を削除するなどの丁寧な対応をおこなうべきです。
悪意をもってデマ情報を流していない人が多いというのも一つの問題です。
情報を発信する際には責任が伴います。
その責任を一人一人が重く受け止め、デマの拡散を助長しないようにしましょう。
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