みなさんは、フェイクニュースかどうかを見分けられる自信はありますか?
フェイクニュースであっても信ぴょう性がありそうな感じで書かれているので、
騙されてしまう人も少なくないはずです。
今回は、フェイクニュースにどのくらいの人が騙されてしまうのか、
どんな人が騙されやすいのか、騙されてしまうのはなぜかといった点についてご紹介します。

どのくらいの人が騙されるか

ピュー・リサーチ・センター(Pew Research Center)がおこなった調査によると、
アメリカ人の場合は4人に1人がフェイクニュースを
SNSなどでシェアしたことがあるという結果が出ています。

この中で、フェイクニュースであることを知りながらシェアしたという人は、
14%いたのです。

なぜ知っていてシェアしたのかというと、
その記事自体が嘘だということを多くの人に知ってもらいたかったといった理由が挙げられました。

参考サイト:フェイクニュース、ネット民はどのくらい騙されやすいか?:5つのグラフで検証 | DIGIDAY[日本版]

どういう人が騙されやすいか 年代等

MMD 研究所(MMDLabo運営)が
スマートフォンアンケートアプリを使っておこなったアンケートの結果によると、
フェイクニュースについて知らないと答えた人は14%、
知っていると答えた人は61%、
聞いたことはあるが詳しく知らないと答えた人は24%という結果が出ています。

年代別に見てみると、フェイクニュースを見たことがある人は
20代が最も多いという結果になっているのです。
しかし、そのニュースに騙されたという人は2割ほどしかいませんでした。
このことから、フェイクニュースに騙されやすい人は若者というわけではなく、
自分ではなかなか情報をキャッチできない人だと考えられます。
見たものが全てだと思ってしまう人はすぐに騙されてしまうでしょう。

参考サイト:フェイクニュースにだまされやすい20代、「リベラル系記事」を“嘘”と判断する50代以上 | Business Insider Japan

なぜ騙されてしまうのか

フェイクニュースに騙されてしまうのは、
新聞やニュース番組は全て正しいと思い込んでいるからだと考えられます。
Twitterでも公式アカウントのようなアカウントから発信された情報であれば
信じてしまう人が多いです。
たとえそれが、事実無根のフェイクニュースだったとしてもです。

特に、SNSを使う人が増えていることから、
フェイクニュースは瞬く間に拡散されるようになりました。
それによって、ソースが分からないフェイクニュースを
事実だと思い込んでしまう人が増えてきたのではないかと考えることもできるでしょう。

また、友達からの口コミが信ぴょう性を高めるというケースもあります。
フェイクニュースを友達から聞いたとき、
それが明らかにフェイクだという自信がなければ信じてしまう人が多いはずです。
このような理由から私たちは、フェイクニュースに騙されてしまうのでしょう。

見抜くためのポイントは

フェイクニュースに騙されないためには、見抜くポイントを知っておく必要があります。
最後に、どのようなポイントを知っておくべきなのかご紹介しましょう。

・ソースを確認する
気になるニュースがあったら真っ先に信じるのではなく、ソースを確認してください。
情報源がどこなのか明確になれば、フェイクではないということになります。
しかし、情報源が見つからない場合はフェイクニュースである可能性が高まります。

・いくつかの情報を見比べる
ソースを見つけたら、他の情報も集めるようにしましょう。
そして、見比べてみるとその信ぴょう性を確認することができます。
あえて、自分の意見とは違う人、これまではチェックしたことが無かった人の情報を
見てみるのも重要なポイントになります。

・自分が誤った情報の発信源になる可能性も知っておく
フェイクニュースは誰かが発したものに触れるだけではなく、
自分が誤った情報の発信源になる可能性もあります。
誤った情報を鵜呑みにして発信してしまうと誰かを傷つけることになりかねません。
もしも拡散してしまったら、素直に訂正や謝罪をするようにしましょう。

フェイクニュースは、意外と私たちの身近にあります。
騙されないように細心の注意を払いながら、SNSなどを利用するようにしましょう。

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編集部のコメント


フェイクニュースに騙される人の割合や、騙されやすい人の特徴を解説してきました。
いかがでしたでしょうか。

あくまでも一般論ではありますが、
「周りの知人・もしくは自分自身に当てはまる……!」
なんて方もいらっしゃったかもしれません。

フェイクニュースかどうかを見極めるには、
あまたある情報の中から正しい情報のみを取捨選択し受け取る力が必須となります。
その第一歩目として「フェイクニュースに騙される可能性がある」と
自覚をする事が非常に重要だと考えております。

その上でメディアや情報と向き合い、フェイクニュースに惑わされないよう、
正しい情報を受け取る力を身につけることが大切です。
 
 
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編集部

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