2020.08.31

なぜ「タイトル詐欺」「釣りタイトル」が生まれてしまうのか?

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インターネット上には、タイトル詐欺や釣りタイトルが溢れています。
タイトル詐欺や釣りタイトルに騙された経験がある人も少なくないはずです。
今回は、釣りタイトルを付ける理由や見分け方、
Googleなどの評価方法、具体例などについて解説していきます。

釣りタイトルをつける理由

タイトルというのは、記事の内容を簡潔に説明したものであり、
筆者の意見をしっかりと反映したものでもあります。
タイトル自体に興味を持つことが出来なければ、
私たちはそのページをクリックすることはありません。

それは今も昔も変わらないことですが、
より多くの人にクリックしてもらいたいという気持ちが強くなっていくと、
釣りタイトルやタイトル詐欺をするようになってしまうケースが多いです。
タイトルを誇張表現している場合もありますし、
詐欺まがいのタイトルを付けている場合も中にはあります。

見分け方やファクトチェックのコツ

タイトル詐欺や釣りタイトルには、悲報や速報、
拡散希望といった装飾語が付けられているケースが多く見られます。
そのような言葉を付けることによって見る人に興味を持ってもらいやすくなりますし、
内容が気になるからクリックしたいという気持ちを引き出します。

特に、専門性の高い分野に関する記事は要注意です。
全ての記事がそうとは限りませんが、
読む人を煽るようなタイトルがついている場合は釣りかもしれないという気持ちで
目を通してみると良いでしょう。
また、そのソースがどこにあるのかを確認することで、真偽検証ができます。

Googleなどの評価方法

Googleは、ユーザーファーストで評価を行っています。
検索順位を高めるための記事ではなく、
ユーザーのことをきちんと考えているかどうかが重要なポイントになるのです。
ユーザーがどのような検索意図でそのサイトを調べようとしているのか
きちんと考えてあれば評価が高まっていきます。
タイトルだけではなく、記事の内容も重要なポイントです。

SNSの拡散力と拡散経路

SNSはかなり大きな拡散力を持っています。
Twitterの場合は誰かがタイトル詐欺や釣りタイトルのサイトに関するツイートをした場合、
リツイートによって拡散されていきます。
それがフォロワー数の多いユーザーの目に留まり、
その人がリツイートすればさらに拡散されることになるでしょう。

Facebookの場合は、サイトに関する投稿を友達がシェアすることで拡散されていきます。
Twitterと同じように拡散力の高い人物がシェアをすれば、
留まることなく拡散され続ける可能性もあります。

なぜ「デマツイート」は拡散されるのか?SNSに潜む危険性

具体例と対策を解説

タイトル詐欺や釣りタイトルの具体例や対策についても見ていきましょう。

・〇〇と△△は不仲?
芸能人に関する記事でこのようなタイトルが付けられているケースは多く見られます。
このようなタイトルの記事は、基本的に情報の信ぴょう性がなく、
ソースもない内容が盛り込まれていることがほとんどです。

世間的に仲が良いと思われている芸能人の名前を出し、
あくまでも噂程度の情報で不仲だとしている記事は、
検索順位を高めるためにあえてそのようなタイトルを付けている可能性も高いので
タイトルだけを信じないようにしましょう。

・すっぴん画像や水着画像という言葉が入っている
すっぴん画像や水着画像という言葉が入っているタイトルも比較的多く見られます。
これらの記事で実際にすっぴん画像や水着画像が掲載されている記事はほぼありません。
すっぴん画像も水着画像も、検索したけどありませんでしたといったように
内容が薄い記事である可能性も高いです。
そのような記事を見かけた場合は、実際に画像があることを期待しないのが一番です。

タイトル詐欺や釣りタイトルは、インターネット上にたくさんあります。
そのようなサイトに掲載されている記事は、基本的に内容が薄かったり、
信ぴょう性が無かったりするものがほとんどなので、きちんと見分けられるようにしましょう。

まとめサイトを見るときはフェイクニュースに気をつけよう

編集部のコメント

釣りタイトルはネット業界では当たり前すぎて
あまり話題にする気にもなれないというのが本音だと思います。
週刊誌でも過激なタイトルで読者を集めていますが、それと同じ仕組みです。

検索してニュースをみるとき、SNSで流れてきたニュースをみるとき、
タイトルを見て判断するわけですから、
そのタイトルで興味をもたせたいと思うのは自然なことです。
ただ、釣りタイトルに共通しているのは、タイトルと中身が全くあってない、
ちぐはぐな内容であるということです。

釣りタイトルの記事をクリックしたくなるのはしょうがないことですが、
クリックして読んだ後に別サイトで真因をチェックする、
そして間違った情報があるのであればそれを発信していくことが大事なのだと思います。

また、実際に自分が被害にあったときは、
サイトの管理人や管理会社へ削除申請をおこなうべきでしょう。
海外サーバーなどではない限り何かしら申請の方法はあります。
泣き寝入りせずに積極的な対応をとることが
釣りタイトルを減らしていくことにつながるのではないでしょうか。

YouTube、ネットニュースのタイトル詐欺はなぜ横行するのか?
 
 
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編集部

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