2020.10.09

トランプ大統領とフェイクニュースの関係性

Third Opinion編集部
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2017年に米国大統領に就任したドナルド・トランプ大統領と言えば、過激な発言で度々メディアから注目を受け、メディアと対立している印象を持つ方も多いでしょう。トランプ大統領にまつわる数多くの情報の中には、フェイクニュースも紛れています。そこで今回は、トランプ大統領とフェイクニュースの関係性について考えてみました。

トランプ大統領関連のフェイクニュース

トランプ大統領に関連するフェイスニュースは色々ありますが、代表的なのは2016年の大統領選の際に出回ったニュースです。現在は閉鎖されていますが、「WTOE 5 News」というニュースサイトでローマ法王がトランプ氏の支持を表明したという記事が掲載されました。これをきっかけに、色々なメディアに情報が広まっています。しかし、ローマ法王はメキシコの間に壁を造るなどと発言したトランプ大統領に対して批判していたので、支持表明のニュースがデマであることは明らかでしょう。

フェイクニュースはトランプ大統領の戦略?

トランプ大統領を批判するようなニュースが流れるたびに、本人は「フェイクニュース」と情報に対して否定や非難をしています。彼のフェイクニュース発言は、トランプ大統領の持ちネタになりつつあります。フェイクニュースという言葉を多用する理由は、メディアに不満を持つ人の支持を集めるためにあるからではないかという推測があります。

情報源としてメディアは大切なツールの一つですが、編集によって情報を切り抜き簡潔にまとめられて伝えられているケースがほとんどで、時にはミスリードにつながることもあります。そのため、トランプはマスコミを非難することで一定数存在するメディアの報道に対し不満を持つ人の支持を増やそうとしているのではないかと言われています。

 

CNN記者、ホワイトハウスへの出入り禁止になる

記者会見の時、トランプ大統領と取材記者がバトルになることも多々ありました。例えば、2018年の記者会見でCNNのテレビ記者と対立した騒動は様々なメディアで取り上げられ、注目を浴びています。トランプ大統領は最終的にNCC記者をホワイトハウスから出入り禁止としました。記者との対立や出入り禁止に関しては珍しいことではなく、トランプ大統領をよく知る記者の中では「まったやってる」と認識されているそうです。

また、これもトランプ大統領の策略だと考えられています。あえて敵をつくることで、自分の存在意義を高める目的があるとされているのです。本来なら対立しそうな相手の質問は回避するものですが、トランプ大統領はわざと指名し、自分から対立を仕向ける手段を取っています。記者の間では、プロレス的な手法と呼ばれています。

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トランプ大統領はメディアの存在をうまく活用している

何かと過激な発言と嘘か本当か見抜きにくいフェイクニュースで話題に上がるトランプ大統領ですが、実はメディアをうまく使いこなせている人物ではないかと考えられます。メディアの多くは真実を語り切れずにいるため、そのことに不満を持つ人は少なくありません。トランプ大統領はそんなメディアを「フェイクニュース」と批判することで、メディアの不満を持つ一定の人々を支持に付けようとしているわけです。

また、自分の存在を引き立たせる意味で、わざと過激な発言や記者を挑発するような行動をとる傾向もあります。その行動に嫌気や反発を持つ人もいますが、すべてトランプ大統領が対立するように仕向けていたと考えると、なかなかの策略家だと思えるのではないでしょうか。2020年11月に大統領選挙がありますが、お得意の過激発言やフェイクニュースにより再び波乱な展開を迎えることが想像できます。

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編集部のコメント

トランプ大統領とフェイクニュースの関連に関して説明をしてきました。2003年から2015年までの12年間、トランプ大統領はアメリカのリアリティ番組で司会を務めていました。弁が立ち、目立つことを好み、今では毎日一回以上メディアの前に出てきていると言われています。また、一つの説ではありますがメディアを批判することで支持者を増やしているトランプ。メディアのいい面・悪い面をよく理解した上でうまく活用をしている印象をおぼえます。私達の普段の生活のなかでも、メディアの報道に振り回されるのではなく、メディアと上手に付き合い活用していくことが理想だと考えます。

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