多くの人がインターネットを活用しています。
SNSや動画サイト、ショッピングサイトなど、
あらゆる理由によってネットを利用しているでしょうが、
その中で「ネット広告」を目にすることも多いでしょう。

ネット広告の中でも注意したいのがフェイクニュースならぬ「フェイク広告」です。
一見普通の広告のように見えても「実は嘘の内容だった」ということもあり得るので、
インターネットを活用する上で気を付けなければいけない点の一つでしょう。
そこで今回は、フェイク広告について詳しく解説していきます。

フェイク広告とは

フェイク広告とは、広告の内容に嘘や偽りがあるものです。
広告を観るユーザーに興味を持ってもらえるよう考えた策なのでしょうが、
未許可で著名人の画像を使用するものもあり悪質です。

フェイク広告を作成する人物は、商品を販売しているメーカーとは限らず、
販売活動の一つである広告制作などを他社に委託することもあるため、まちまちです。

フェイク広告例

フェイク広告にも種類があります。

嘘の情報・誇大PR

効果を膨張するような表現を使用することもフェイク広告の一つです。
中には「誰でも簡単に痩せる!」「毎日飲めば誰もがツルスベ肌に!」といった
使用した誰もに効果が出ると謳うようなものがありますが、
事実であるのか疑うことが大切です。

著名人の画像や映像を無断で使用する

フェイク広告に多いのがこのタイプでしょう。
モデルや俳優、女優など、著名人の名前や画像を出して
実際に使用しているかのように見せているのです。
中には、画像を加工して実際に商品を持っている広告もありダマされる人も多いです。

AIで作られた偽の動画、ディープフェイクとは?

フェイク広告事例

これまで、実際にフェイク広告として話題となったのが、
テレビ番組で活躍しているマツコ・デラックスさんを活用した
ダイエットサプリのフェイク広告です。

その広告では、マツコ・デラックスさんが
テレビ番組でサプリを紹介していることを掲載していました。
実際に番組上でサプリを紹介したことはなく、明らかなフェイク広告だったようです。
その他にも、有名人を活用したフェイク広告は世の中に多くあります。

蔓延する理由

なぜフェイク広告が蔓延してしまうのか、
その理由としては、広告収入で稼げるというネットの仕組みが第一にあげられます。
1クリックごとに収入が増えるというものが多いため、
1回でも多くの人にクリックをしてもらえるよう、
インパクトのある見出しにしたり、
有名人などの画像を使用することで興味を沸き立たせることを目的にしています。

また、ネット広告はテレビ広告と比較し費用が安いため、
事業会社としても活用しやすいという点もあります。

加えて、多くのサイト運営者は、広告をサイトに乗せる際に
外部の連携サービス会社を活用して審査をしているため、
知らず知らずのうちにサイト上にフェイク広告が掲載されてしまうケースもあります。

フェイク広告の見極め方

例えば著名人の画像が活用されているサイトがあった際、
公式の販売サイトに著名人の画像が掲載されているかどうかを確認することで
フェイク広告か否か、ある程度見極めることができます。

広告や広告サイトに画像が掲載されていても公式サイトにない場合、
その著名人の許可を取っていない可能性が高いです。

デジタル時代に求められる情報の「精査力」

ネット広告との付き合い方

フェイク広告は今後も存在し続けることが予想されます。
怪しい広告は避けることが最も重要ですが、気になる商品があった場合には、
嘘の情報でないか第三者の判断を仰ぐなどしてしっかりと調べていきましょう。

テレビで頻繁に見かける著名人を活用することで信頼感や安心感が生まれてしまい、
気付かぬうちにフェイク広告をクリックした経験があるかもしれませんが、
クリックした後の中身の確認、そして仮に間違った情報があるなら
SNSやブログでを発信していくことで是正されていくかもしれません。

まとめサイトを見るときはフェイクニュースに気をつけよう

編集部のコメント

芸能人や著名人などの画像を無断で使用、加工して、
うその体験談を作って商品を宣伝するフェイク広告。
商品の購入を検討しているときに、自分の憧れている芸能人や信頼をおいている有名人が
あたかも商品を評価しているような広告を見ると、
商品の信ぴょう性がぐっと高まりますし、購買意欲も沸き立てられますよね。

そのような心理を利用するフェイク広告ですが、
「アフィリエイト」というネット広告でお金がもうかるという仕組みが今後も続く限りは、
なくならないと考えられます。

また、昨今では「スマホを操作するだけで簡単に収入を得られる」と誘いかける
情報商材のフェイク広告なども多数ありますが、直近5年で急激に増えています。

一人ひとりが見極める力や判断力を身につけ、自分自身を守ることが大切です。
 
 
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編集部

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