情報リテラシーとは?フェイクに騙されない力を身につけよう
今やスマートフォンを使えば世界中の情報が瞬時に手に入るようになってきました。
自分からもSNSやブログなどからさまざまな情報を発信できます。
「情報」というのは現代だと日々の生活や仕事においても欠かせないものになっており、
重要度もどんどん上がってきています。
そこで重要となってくるのが、「情報リテラシー」です。
今回は情報リテラシーとは何か、情報リテラシーがなぜ現代社会に必要なのかをご紹介していきます。
情報リテラシーとは
情報リテラシーとは、「情報」と「リテラシー」を組み合わせて作られた造語で、情報を管理・活用する能力のことを指します。
元々リテラシーには識字能力や特定の分野における専門的な知識や技能といった意味が含まれています。
中には情報リテラシーについて、
漠然と「PCに詳しい人」というイメージを持っている方もいますが、実際にはインターネット上にある無限の情報から必要な物だけを抽出し、整理して活用できる能力を指しているのです。
なぜ今情報リテラシーが重要視されているのか
現在、多くの人がスマートフォン・PCを使って色んな情報を得られるようになりました。
しかし、中には必要のない情報や嘘の情報までが拡散されてしまい、何が正しい情報なのか分からなくなってきています。
情報リテラシーを身につけることで、何が正しくて何が自分にとって必要な情報なのかを見極めていくことができます。
そのため、現代人には情報リテラシーが重要であり、学校などの教育現場でも情報リテラシー教育が始まっているのです。
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フェイクニュースの事例
情報リテラシーを身につけると、フェイクニュースかどうかを見極められるようになります。
日本だけでなく、現在世界各国でフェイクニュースが広まっており、留まることを知りません。
例えば
「新型コロナウイルスは熱に弱く、26~27℃程度のお湯を飲んで感染予防ができる」という情報がSNSを中心に拡散されていきました。
しかし、実際にはそのような根拠は一切ありません。
他にも「新型コロナの影響で輸入が途絶え、トイレットペーパーがなくなる」といったデマが広がってしまい買い占めなどの混乱を招きましたが、
実際にはトイレットペーパーのほとんどが国内製造で在庫も十分にあると、政府や日本製紙連合会が公表しています。
情報リテラシー教育に取り組む企業
こういったフェイクニュースに騙されないためにも情報リテラシーを一人ひとりが身につけていくことが大切です。
現在は大人が情報リテラシーを身につけられるように、情報リテラシー教育に取り組んでいる企業も見られます。
例えば、外部の専門機関へ依頼して社内講演会や研修を実施したり、
Eラーニングシステムを導入して従業員の情報リテラシー教育を支援したりするなどがおこなわれています。
フェイクに騙されない力をつけるポイント
自分自身がフェイクに騙されないために情報リテラシーを身につけていきましょう。
フェイクに騙されない力をつけるのに必要なことは、まず情報元がどこか確認することが重要です。
自分の勝手な先入観やイメージだけで文章を読んでしまうと、そのままフェイクの内容を信じ込んでしまう可能性があります。
そのためまずはどこから出た情報なのか、誰が書いた記事なのか、この記事が書かれたのはいつなのか、といった部分をチェックするようにしましょう。
また、1つのネットニュースや投稿だけで決めつけないということが大切です。
いくつかの情報を見比べることで、情報を整理して正しい情報かどうかを精査できるようになります。
今回は情報リテラシーとはどういったものか、ご紹介してきました。
多くの情報が簡単に手に入る時代だからこそ、自分で整理し正しい情報かどうかを見極める力が大切になってきます。
ぜひ情報リテラシーを身につけ、悪質なフェイクニュースに騙されないようにしていきましょう。
編集部のコメント
情報リテラシーについて解説してきましたが、情報リテラシーは常にアップデートする必要があります。
次々に新しい技術が登場して、すぐに既存の仕組みが陳腐化してしまいます。
これを頭に入れて特にデジタル系の情報は最新のトレンドを追いかけていくことが大事なのではないでしょうか。
また、情報リテラシーの研修をおこなっている企業にも触れましたが、研修だけでは不十分です。
定期的に受講してテストして全体的な知識を底上げてしていくことが求められます。
誰か一人ができればよいというものではなく、企業として個人としてリテラシーが求められる時代です。
今こそ情報リテラシーを高める取り組みを始めるべき時期なのです。
今からでも遅くはありません。今取り組みを始めないとフェイク情報や嘘情報、真実を精査する力はどんどん衰えていくのです。
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